「朝日」
まず何から話せばいいのか。


あの日は飲み会から家路に着き、
時間は1:00を指していた。
ふと僕は思った、辺戸岬に行こうと。
15分で準備をし、
自転車のペダルに足をかけた。

58号線をひたすら進む事にした。
快調に自転車をこいでいると
最初の恐怖が訪れた。
伊差川の下り坂である。
体感で40㌔は出てるであろう。
ブレーキをかけた。
僕はその時気づいた。
ブレーキが効かない。。
深夜という事もあり、
幸いにも車が通っていなかったので
何事もなかったが、
この時僕は思った
「この自転車でたどり着けるのか」と。
帰りたくなった気持ちを抑え
またペダルをこぎだした。

大宜味には入った辺りから
ほとんど車が通らなくなった。
僕は意気揚々と道路の真ん中を
進む事にした。
外灯も無くなってきた。
ただ、この日は満月と言うこともあり、
なんとか道が見える事が出来た。



星を見ながら走ると流れ星も見れたりして
心は弾んだ。
しばらくすると
第二の恐怖が僕を襲った。
ふと時計を見ると3:33
辺戸岬まで33㌔という標識。
僕はサブイボがたった。
何かあるんじゃないかと思ったが、
気持ちを切り替えペダルに足をかけた。

国頭にはいった辺りから
景色は変わった。
気持ちが良くペダルをこいでいる時、
恐れていた物を目撃した。
僕が一番行きたくなかった所だ。
第三の恐怖に現れたのは、
トンネルだ。。。
帰りたかった、ただ帰りたくなった。
だがその気持ちにムチを打ち、
トンネルを抜けた。
ただ、後ろはふりかえれなかった。

第二のトンネルを抜けた辺りから、
外は明るくなり始めた。



急いでペダルをこぐ事にした。
第三、第四、第五のトンネルを抜け
坂を登り、下り、ようやく着いた。


時間は6:45を指していた。

ケツメイシの「朝日」を聞きながら
朝日を見た。
そう、僕「朝日」を聞きながら
朝日を見るためだけに来たのだ。
ただそこで見た景色は最高だった。




景色を堪能した僕は、
寝てない事を思い出し
1時間程仮眠をする事にした。

1時間ほどして起きて、
早々に最後の恐怖を味わった。
膝がガチガチで動かない。
そして、今から5時間かけて
帰らないといけない。。。。
ちょっと泣きそうになった。。
痛い膝にムチを打ち、
辺戸岬を後にした。

行きしなでは見えなかった
綺麗な海を眺めながら帰り、
ようやく着いた頃、
時計は昼の2時であった。
気がつくと僕は寝ていた。

皆さんに伝えたい事があります。
一つ、夜中に辺戸岬に自転車で
行くものではない。
行きと帰り自転車で走ってましたが、
ロードバイクは走ってましたが、
自転車は一台も見なかったです。

二つ目、折りたたみ自転車で
辺戸岬に行かない事です。
膝がバグります。

ただ、行ってよかったです。
皆さんも是非行ってください。

以上が僕の伝えたかった事です。
長文読んで頂いてありがとうございます。


筆者:澤辺晃生〆


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by seasir_onna | 2016-04-27 17:42 | プロへの道!!
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